新年のご挨拶

 

  •  新年明けましておめでとうございます。皆様方におかれましては、新しい勇気をもって新年をお迎えになられたことと存じます。
     さて、コロナウイルスの蔓延状況もワクチン接種率の高まりとともに「共存」という新しいフェーズに入り、引き続き万全の感染対策を余儀なくされるものの、徐々に生活が回復してまいりました。
     昨年10月度の売上高において、大きな変化の兆候が現れました。それは、大手のスーパーマーケット10社において約6700SKUの商品の値上げが実施されたのにも拘わらず全店の売上高がプラスになったということです。経済面ではデフレ経済からインフレに切り替わり、節約志向の高まりから外食を控えて自宅で食事をする人が増え、内食化傾向に拍車がかかりました。購買行動においては、買い上げ点数は減ったのですが、値上げを受けて単価が上がり、その結果、売上増に繋がりました。
    この30年ぶりのインフレにどう対応していくか、どのように変化に対応した売れる売り場づくりを作っていくかが我々に課せられた大きな課題となっております。
     変化を事前に感じ取り地域に合わせたきめ細かなご提案をスピーディーにすることが弊社にとって最も重要なことであります。全国的な情報ではカバーしきれないエリア情報、その地域にしかない売れ筋情報を売場に反映させます。売場とは生活者の皆様と商品との出会いの場であります。弊社は今後も生活者の皆様に寄り添って参ります。これは地域密着卸の使命であると考えております。
     ニューノーマルな市場環境では、小売業様が今以上に狭小商圏への対応をすることが求められております。自転車、徒歩で通える「地域」のマイストアは、自宅から半径500m圏内に立地し高齢者にも優しいです。広域の小売業様でしか取り扱っていなかった商品を取り込むことによって、わざわざ遠方まで出向かなくても買い物を済ますことが出来ます。お客様の不便が解消されるご提案を一品ずつ増やし続けることによって、、より豊かで便利な生活を送って頂くことに繋がります。そして、生活者から圧倒的に支持され高収益店舗であり続ける為には、新たな需要に対応していかなければなりません。具体的には「新しいカテゴリー」である「備える」「住の豊かさ」、そして「季節軸から気温軸」に発想を転換することが必要であります。 
     そして、我々の勝負の場所「店頭」にわざわざご来店して頂く生活者が最も望む品揃えにし、更にお店のファンになって頂くお手伝いをするのが私どもの「営業担当」です。
    側面からお役に立たせて頂いている関係各部署の『麻友スタッフ』、又、一万数千SKUの商品を緻密な在庫管理システムと正確なピッキング作業、ハート・ツー・ハートの配送で物流部門を担う『麻友エース』。今年は、15年ぶりに新しい物流の仕組みを取り入れ、より一層皆様からのご期待に応えられるようにしてまいります。
    麻友グループが三位一体となり、誠心誠意熱意をもってお取り組みさせて頂きます。
     何卒、皆様には、旧に倍するご指導とご鞭撻をたまわりますことをお願い申し上げまして新年のご挨拶と致します。

    令和5年1月
                                             株式会社  麻   友
                                        代表取締役社長 清 水 政 弘